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こだわりの経費節減

Y田昌弘・中央大教授によると、「婚活」が必要とされるのは、恋愛、結婚、雇用の3つの市場が伝統的、制度的な縛りから離れて、自由化、流動化、規制緩和してしまったからだそうです。
その結果、結婚に向け若者の背中を押す制度や環境が失われ、自己責任の名の下、「婚活」という自助努力が求められているようです。 親の世代は半数近くが見合い結婚だったのに、現在、見合いで結婚するカップルは加組に1組程度です。
恋愛結婚など職場を通じた結婚も減ってきているようです。 1970年の加代前半(帥?別歳)の男性の未婚率は、2・6%で、独身は皿人に1人でしたが、帖年には岬・1%となり、2人に1人が未婚の勘定です。
「上方婚」志向とは、女性に顕著に見られる結婚意識で、自分より上の人と結婚したい願望とされてきました。 自分より「上」とは、年齢、身長、地位、年収などにおいてです。
自分より格上の人を望む「上方婚願望」は、年上の男がモテル(結婚相手に選ばれる)環境をつくりました。 これまでの年功序列型の日本社会では、経験を積めば年収が増えるので、男にとってはある程度の加齢はプラスの材料でした。

一方、男性の方は「下方婚」志向で、自分より年が下の女性を好みがちです。 自分より「下」の年齢、身長、地位、年収は、男に歓迎される要素だったのです。
経済学では、将来性(期待値)というものも市場の取引に影響します。 この人は、将来出世して立派な父親になってくれそうだ、といった期待です。
今の別代は高度成長の恩恵でこの期待値が誰でも高くなる時代に生まれました。 これに対し、先行きに閉塞感が漂う就職氷河期世代などは、期待値がマイナスに拡大されますから、非常に不利な状況に追い込まれています。
つまり、氷河期なのは就職においてだけではなく、結婚や家庭づくりにおいても氷河期だったのです。 今の未婚世代は、あらゆるものが右一眉下がりモードのなかで生きることを強いられてきた世代です。
そのなかで、女性の社会進出により男女共同参画社会も進んだので、女性の上方婚願望を満たす「自分より上」の男が足りなくなる事態が生じました。 「男の結婚偏差値が低くなった」という女性誌もあるほどです。
ですから、本来は結婚への「期待値」を下げていかないと、なかなか結婚ができないのかもしれません。 すでに言及してきたように、経済情勢の変化もこの上方婚の実現に大きな影響を与えています。
よく指摘されることは、高度成長が終わってしまった時代における娘の父親や男に対するコンプレックスの変化です。 「どうせ彼氏は(豊かな時代に生まれた)ウチのパパにはかなわないわ」という女性のあきらめモードが結婚市場に影を落としているのです。
例えば、婚期にある女性を別〜妬歳とします。 彼女たちの父親世代は、弱〜閲歳といったところでしょうか。
団塊の世代が含まれますが、団塊の世代といえば、若いころから高度経済成長の波に乗り、どんどん豊かになった世代です。 娘が成長するとともに、家族もそれに連れて豊かになり、父親は係長、課長、部長と出世ができた最後の世代です。

年頃の娘から見て、父親は非常に頼もしい豊かな男でした。 ところが、経済成長の鈍化、とくに帥年過ぎのバブル経済大崩壊で、娘と同じ世代の男は大きな荒波に飲まれ、父親モデルを負える男が非常に少なくなってしまったのです。
父親とともに「子供の頃からどんどん豊かになる家庭生活」を味わってきた娘世代は、これから「結婚するころからどんどん暮らしが貧しくなる家庭生活」になるのではないか、と不安を抱えています。 その一方で、帥年代末から導入された男女雇用均等法の影響で、男と同じだけ稼げ、同じように働くオトコオンナが徐々に増えました。
女より稼げる男の相対数はどんどん少なくなりました。 このように、晩婚化、非婚化の原因を上方婚願望の達成条件が厳しくなったためと見る向きもあります。
女性は知らず知らずのうち、自分の父親を将来の配偶者選びのものさしにするそうですから、同世代の男たちが情けなく見えてしまうわけです。 また、母親に対する隠れた対抗意識もあるそうです。
「せめてお父さん以上の男をつかまえて、お母さんより幸せになりたい」という夢は、現実のところ晩婚化を進めます。 父親以上の王子が現れるまで、自分で稼ぎ、親と同居するケースもあります。
両親共々「いい人が現れるまで結婚しなくていいわよ」と娘に気休めをいって、娘を引きとめようとします。 そうすると、今の仙代前半の女性のように未婚率が高く「生涯非婚集団」といわれるジャーナリストの白河桃子さんにヨキャリモテ」の時代』(日本経済新聞出版社)という本があります。
地位や収入で自分より上の男性を望む女性の「上方婚願望」、男の「下方婚願望」が崩れ始め、仕事でキャリアを積んでいる女性の方が結婚に優位な「キャリモテ」の時代がやってきたという内容です。 師年の雇用機会均等法施行で生まれた総合職のキャリア女性が同じようなエリート男性と結婚した「均等法カップル」はうらやましい。
でも、そんな暇があったら、自分で積極的に結婚相手に出会う環境をつくる「婚活」を実行しようというわけです。 企業が求めるコミュニケーション能力を「婚活」に生かそう、「負け犬」といわれたら、急増する主夫男君のブログでも読んで年下に目を向けよう、という発想の転換も確かに必要でしょう。
結婚市場の規制緩和、自由化の時代は婚活チャンスであるとも考えられます。 若者が結婚や仕事に過度の「自己実現」を求めることは、果たして望ましいことなのか、ふと立ち止まってみてほしいのです。

社会が若者に過度な要求を課すことで、「若者受難の時代」が訪れているとはいえないでしょうか。 「キャリモテ」が注目される背景には、高齢化社会を支えるための働き手を量産したい政府や企業の後押しもあることを忘れてはいけません。
Y田昌弘教授は「婚活に加えて貧しい若者に結婚支援を」と唱えています。 Y田氏の調査によると、東京の独身女性の多くは結婚相手の男性に年収600万円以上を求めるといいますが、該当する独身男性はたった3.5%しかいません。
労働市場の自由化で、適齢期の男女の所得が下がり、結婚難の時代になったわけです。 だから結婚手当や税金面での優遇・支援(例えば、マイナスの所得税の創設など)が必要だというのです。
私もそう思います。 ポータルサイトを運営するエキサイトの調査では、「妻の所得が自分よりかなり上でもいい」と答えた独身男性は5割を超えています。
就職氷河期世代を含め、男性の所得がかなり低迷し、ひとり分の給与だけではとても食っていけない時代が到来しています。 若い男たちにとって、稼いでくれる女性は、決して不愉快な存在ではないのです。
あるいは、貧しい若者世代の中から、「専業主夫願望」の男が増える兆しがあります。 キャリアウーマンと結婚して自分は家に入るという選択です。
この場合、イケメンであること、年下であることも非常に有利な条件です。 妻の転勤がきっかけで旦那が仕事を辞め、育児に専念するという選択肢もあります。

「主夫」はそれほど増えておらず、女性からも歓迎されていないとS河さんはいいます。

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